特定の音楽に心が響くように、ある風景やさり気なく咲いている草花などに深く感動したことはどなたにもあることでしょう。きっと、絵心のある方ならその感動を絵にしたいと思うに違いありません。
よほど慣れている人なら、その場でスケッチをしてアトリエで制作します。しかも大きいサイズで描けば、感動もある程度出せます。しかし、普通にスケッチしようと思っても光や陰はすぐに移動してしまいます。残念ながら、瞬間の風景に感動がある場合が多いのです。
だからといって、写真にするとディテール(こまかい部分)が出ず、陰は真っ黒になりがちです。そのまま絵にすると陰や同じ色の部分がベタっとなり、絵に深みや奥行きが出ません。
このコーナーでは、どのように考え、何で、どのように描いたら、感動を人に伝えることが出来るかを示していきます。
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