発哺温泉と書いて「ほっぽおんせん」と読む。『志賀高原』東館山の中腹、標高1600mに位置する。岩の間から噴き出す水蒸気の音が「ホッポ、ホッポ」と聞こえたのが名前の由来となったといわれている。高温の蒸気を湯水に利用する珍しい温泉。
志賀高原発哺温泉『薬師の湯』は志賀高原の中で最古のいで湯で、江戸時代の亨和2年(1802)の発見と伝えられている。志賀高原の真ん中にあり、周辺には湖沼や高原湿地が豊富で、レンゲツツジ・ミズバショウ・シャクナゲをはじめ、様々な高山植物を観察しながらの散策コースが幾つかあります。
客室からは北アルプスを遠望できる眺めの良いところに建っています。さらに、ロープウェイやゴンドラの乗車基地にもなっていますから“空のハイキング”とシャレ込むことができます。
夏は森林浴をしながら新緑と高山植物を。秋には『奥入瀬』『日光』『京都三山』と並ぶ日本八景のひとつにも数えられる錦の紅葉を楽しめます。冬はスキーを存分に楽しんだあとに、発哺温泉『薬師の湯』の豊富な湯量の温泉で充分に疲れた体を癒すことができます。
2004年11月上旬取材
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