伊豆半島の中伊豆は、石川さゆりのヒット曲『天城越え』の歌詞にある『浄蓮の滝』・川端康成の小説『伊豆の踊り子』で有名な『旧天城トンネル』などの名所でも良く知られていますが、静かでしっとりした温泉郷が幾つかある地域でもあります。平成16年4月に『修善寺町』『土肥町』『天城湯ヶ島町』『中伊豆町』が合併し『伊豆市』になりました。
『河津七滝ループ橋』をグルっと下りて、秘湯の匂いがする山間の地域を『河津七滝温泉郷』と呼んでいます。その中でも、広大な敷地を持つ『七滝温泉:つりばし荘』は慶応元年(1865年)にお茶屋として創業を開始した温泉旅館です。敷地内を流れる清流、河津川に3本のつりばしがあることから『つりばし荘』と名付けされたとのこと。本館『猪の館』・別館『清流』・離れ家『山水亭』・それに無農薬のお茶を栽培する自家茶園を所有しており、その特産を生かして、有機栽培で作られたお茶や、高級抹茶をタップリと使って『お抹茶風呂』や『抹茶アイス』などにしてお客様におもてなしをしています。
他にも、河津川の渓流に面した露天風呂・展望露天風呂・貸切風呂などの変化に富んだお風呂があります。夕食には天城の豊かな山の幸と、伊豆の海の幸であるアワビ・イセエビ・アジなど盛りだくさんで大満足。
『河津七滝温泉郷』の周辺には多くの観光地があり、つづら折の道・峠のトンネル・『伊豆の踊り子』の舞台になったスポット・冬には早咲きの桜『河津桜』・春には『かわづ花菖蒲園』の花菖蒲・初夏には『河津バガテル公園』のフランス庭園式バラ園・夏には海水浴や釣り・秋にはお祭りなど、河津町は人気の伊豆半島でも、自然が豊かな観光地です
『七滝温泉:つりばし荘』は『自然派倶楽部 yuu』の特選の温泉としてお薦めです。
2006年5月中旬取材
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