群馬県は『草津温泉』『万座温泉』『伊香保温泉』のように有名な温泉地がある一方『尻焼温泉』『沢渡温泉』『川原湯温泉』のような湯治場的な雰囲気のある温泉地も多い。ここ『湯の平温泉』は上信越国立公園に位置しており、志賀草津高原道路に続く国道292号にある『道の駅:六合(くに)』のすぐ上で、道路から門をくぐって急坂を少し下がった森林の中の駐車場から10分ほど下がり登りして行くことになる。
まず、そこにあるインターホンで入浴の許可をとることになる。それから細い急坂を下り、赤い鉄製の吊り橋を渡ったら、一登りしたところに宿がある。入浴料を払ってから宿の中を通って、また川の近くまで急坂を下る。結構、心臓が高鳴る。
濃いエメラルドグリーンの白砂川沿いに、男女別の露天風呂がある。しかし、男湯は丸見えだ。しかし、えらい思いをしてきた甲斐は充分にあるほど、ひなびた温泉ファンにはたまらない。他に内湯もあるが、日帰り入浴は露天風呂のみ。TVでも度々放映される「日本秘湯を守る会の会員」宿でもある。『自然派倶楽部 yuu』の特選の秘湯としてお薦めです。
「日本秘湯を守る会 会員の宿」2005年4月下旬取材
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