群馬県：尻焼温泉 関晴館 別館

尻焼温泉「関晴館 別館」

『尻焼温泉』は、群馬県の最北西部、長野・新潟県境に接する位置にある六合村（くにむら）にあります。周辺は上信越高原国立公園に属し、『草津温泉』を代表とする温泉地域で、秘湯と呼ばれる温泉湯治場も豊富にあります。およそ150年ほど前に、平家の落人により発見されたと伝えられている。

『関晴館別館』は、3軒ある旅館の中で一番手前にある。『関晴館別館』のHPには『……明治の後期に初代が800ｍ手前にある花敷温泉で旅館をやっておりましたが、昭和の初め道を切り開き、尻焼温泉に旅館を開業したのが始まりで、現在、三代目になります。山に囲まれた静かな場所で宿には湯量豊富な男女別の内風呂と露天風呂が長笹沢川沿いにあり、春から秋にかけては河鹿ガエルの声が聞こえます。また宿より200ｍ上流には川床より温泉が湧き出しており、川全体が広々とした大露天風呂になっている、紅葉や雪景色の時は素晴らしいです』と案内されています。

温泉は申し分がない。さすがに天下の名湯『草津温泉』に近いだけある。長笹川の川沿いにある露天風呂は男女別になっており、夜はランプの灯りとせせらぎと満天の星空の中での湯浴み（ゆあみ）は格別です。岩組の大浴場はレトロ感タップリでマニアにはたまらない。総桧造りの家族風呂も各2つある。料理は山菜・川魚が中心になる。尻焼温泉全体もそうですが、確かに、静かな雰囲気の家庭的な旅館であり、多くを期待せず“ただ、のんびり”と逗留するのにふさわしい。