新潟県・上信越地方の妙高山(2,454m)の中腹、標高約800mに位置する妙高高原の温泉の中でも最大規模を誇るのが赤倉温泉。温泉は、文化13(1816)年に高田藩の事業として、地獄谷から引き湯をしたのがはじまりといわれる。明治時代以降は、文化人・芸術家・財界人の別荘地として親しまれ、日本近代美術の祖「岡倉天心」はこの地で没した。
一帯は温泉とスキー場で古くから知られているが、遅い春には山菜・山野草などの自然の恵みで山が緑に色づいてくる。さすがに温泉の湯量は多く、山で冷えた身体は芯から温まる。
『お宿 ふるや』は、なによりも親しみやすい接客姿勢に、オーナーの、客に対する精神が反映されている。それに自慢の食事は、実に美味しく・地の物・品数も多く大満足する。グレードアップで焼き魚・カニなどが追加される。
2003年3月中旬取材
2004年11月下旬再訪
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