岐阜県高山市の『奥飛騨温泉郷』は、点在する5つの温泉地『平湯温泉』『新平湯温泉』『福地温泉』『栃尾温泉』『新穂高温泉』の総称です。この地域は、露天風呂の数は日本一で、およそ170以上の露天風呂があります。その中でも『福地温泉』は昔の「旅篭(はたご)」の風情を残したレトロ感たっぷりの温泉街で、全宿数わずか13軒ほどの温泉地。
昔、平家の落人がこの地に住み着いたという言い伝えがある。平安時代に村上天皇がこの地の温泉を発見され、療養に訪れたという伝説もある。別名「天皇泉」とも呼ばれる。付近は化石でも有名。
JTBの温泉案内には『「どこの宿の客人も、福地温泉の客人……」という考えから誕生した「のくとまり手形」宿泊宿の浴衣を着て、タオルと手形を持参すれば、『お宿:宝福屋』のほかにもう1軒、別の宿の露天風呂に無料で入浴できるというもの』とあるように、宿泊した宿以外にもう一軒立ち寄り湯ができる地域サービスがあるのも特色。
『お宿:宝福屋』は山のいで湯の雰囲気の強い宿で、優しく素朴な感じの女将さんのもてなしは故郷に帰ったような気持ちになる。リーズナブルに泊まれ、スローな時間が感じられる民宿風な温泉宿です。
2002年2月上旬取材
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