岐阜県高山市の『奥飛騨温泉郷』は、点在する5つの温泉地『平湯温泉』『新平湯温泉』『福地温泉』『栃尾温泉』『新穂高温泉』の総称です。この地域は、露天風呂の数は日本一で、およそ170以上の露天風呂があります。その中でも『新穂高温泉』は一番奥に位置し、穂高連峰の飛騨側の登山口でもあります。
『新穂高ロープウェイ駅』に行く途中、蒲田川に掛かった中尾橋を渡ったところに、大きな『ゆ』の文字の入った“のれん”がかかっています。その急坂を登った地域が『中尾高原(旧、中尾温泉)』(と言っても新穂高温泉に含まれる)です。丘になっているためか、高原の爽やかさがある温泉地域です。錫杖岳・焼岳・笠ヶ岳などが目前に見える、素晴らしくロケーションの良い温泉地で、最近、人気が出ています。また『新穂高ロープウェイ』の『鍋平高原』が近く、新穂高ロープウェイの中間駅『しらかば平駅』まで車で行ける便利な場所でもあります。
中尾キャンプ場『合掌の森』は中尾高原の奥の海抜1200mに位置し、ここはオートキャンプ場になっています。その中にある大野天風呂で、中尾温泉の湯元でもあります。奥が女性専用、手前が男性専用(混浴)になっています。多くの立ち寄り湯客は『中尾橋』の下にある『新穂高の湯』などに入って満足していますが、この『合掌の森』の大野天風呂『合掌の湯(しあわせのゆ)』はあまり知らせてはいません。そのような訳で中尾キャンプ場『合掌の森』を“秘湯”扱いにしました。白い湯煙が立ち上る横で、森林浴をしながら浸る温泉はワイルドそのものです。ただし、営業期間は7月上旬から11月上旬までですから問い合わせをしてから行ってください。周辺には宿泊施設はたくさんあります。貸別荘・コテージは『奥飛ログハウス』がすぐ前にあります。