東京在住の方から「故郷の広島に設置希望で、先祖の墓が持ち去られ、復旧のために新たな墓石碑を作りたい」とのご要望でした。
「3基に細かい家の歴史を入れて、古い墓石のそばに設置する」と、何度も何度もプレゼンをやり直して、メールのやりとりは100回を超えましたが、満足のいく内容になりました。
このような墓石碑の活用方法はとても優れていると思います。
▲完成予想図 これは数回目の最終プレゼンです。3基の墓石碑をこのデザインで決定。
▲1回目の完成予想図 最初はこのスタイルでプレゼンしましたが、入れる内容がどんどんと増えて、しかも予算は抑えたいとのことで、上のスタイルにしました。
▲陶板1の下絵 何度も入れる内容を、変更したり・増やしたり・減らしたりした結果の最終案で、文字校正を終えました。
▲陶板1の完成 陶板の焼き上がりです。画像では薄いグレー地に写っていますが、白です。文字も写真もきれいに焼き上がっています。
▲陶板2の下絵 画像もぼんやりしたものしか来ませんでしたから、細かく修正を加えました。とても手間の掛かることでした。
▲陶板2の完成 陶板の焼き上がりです。画像では薄いグレー地に写っていますが、白です。文字も写真もきれいに焼き上がっています。
▲陶板3の下絵 これも校了。セラミックボード(大判タイル)にカラー印刷をしたのちに、表面を透明釉薬で保護し、高温焼き付けいたします。
▲陶板3の完成 陶板の焼き上がりです。画像では薄いグレー地に写っていますが、白です。文字も写真もきれいに焼き上がっています。
▲石材工場にて墓石碑本体の完成 石材工場で本体が完成しました。岐阜県中津川市(旧、恵那郡)蛭川町産の『錆御影石』です。
▲墓石碑の裏面完成 岐阜県中津川市(旧、恵那郡)蛭川町産の『錆御影石』は、茶系で、白御影石に茶系の模様やグラデーションが入ります。
天然物ですから、どのような色模様になるかは切らないと分かりません。上の画像では右の石に模様が出ました。これこそ、蛭川町産の『錆御影石』である証です。
▲石材工場にて墓石碑完成 カラー陶板を埋め込んで完成です。茶碗やタイルと同じで、永久的に色落ちはありません。とてもお値打ちに製作いたしました。