長野県の北部、白根山(2,160m)の西の中腹に位置する信州高山村の中央を流れる松川渓流沿いに『奥山田温泉』『七味温泉』『五色温泉』『松川渓谷温泉』『山田温泉』『子安温泉』『蕨温泉ふれあいの湯』などのいで湯があります。それらを総称して『信州高山温泉郷』と呼んでいます。
『信州高山村』は有り余るほどの自然に囲まれ、温泉以外にも、春の芽吹き・夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪景色と四季折々に見せる素晴らしい眺望と景観に加えて、恵まれた山河の食材には事欠きません。特に、りんご・ぶどうなどの果樹栽培も盛んで、最近は低農薬栽培も進んで取り入れ、食の安全にも注意を払っています。
『信州高山温泉郷』の中でも七味温泉『湯元 牧泉館』は上の方に位置しており、深山の“一軒宿”といった趣がある。元は旅館として宿泊も可能であったのですが、現在は休憩と日帰り入浴のみの営業です。『七味温泉』の発祥の宿です。
『七味温泉』とは七つの源泉から湧き出る温泉をひとつにしたことから名付けられました。内風呂は“本家”『七味温泉』(硫黄泉)の湯です。『湯元 牧泉館』のご主人がこのことについて熱弁する筈です。男女とも、源泉の湯煙を眺めながら、緑白色の大きな露天風呂での湯浴みはとても癒され、リピーター客が多いのもうなずけます。
2005年8月下旬取材
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